【オールデン】コードバンの特徴とお手入れ&メンテ情報
オールデンといえば【コードバン・レザー】の風合いが眩しい『チャッカブーツ』や
『990』などの有名人気モデルが真っ先にアタマに浮かんできますよね。
やはり、コードバンレザーは永く履き込んでいくことで、
牛革には出せない鈍いツヤとシワの入り方具合など
個性的な経年変化(エイジング)が魅力ですよね。
このコードバン・レザー独特の経年変化(エイジング)の理由としては、
やはい革の生成の成り立ちの違いといえます。
たとえば、牛革の場合は、
毛皮の表面に近い真皮層部分が鞣されて革になるのですが、
コードバンの場合は馬(農耕馬)のお尻の内部にある
キメ細かい繊維質部分を裏鞣しをして革にしているという違いがあります。
コードバンは、そもそも裏側部分を艶出ししているレザーなんですよね。
そして、コードバンレザーというのは馬一頭から少ししか生成できない
希少性とレザーになるまでの工程の手間など相まって、
世界中から高く期待され、評価されるコードバンレザーになるという事もうなずけます。
そんな、コードバンレザーは独特な鈍いツヤと深い特徴的なシワなどの
エイジング(経年変化)が究極に格好良いレザーだと体感できるのは、
オールデンのチャッカブーツ(コードバン)を
永く履き込みながら、コマメにメンテナンスをしてきた人だけです。
ただし、コードバンレザーは、個性あるレザーの風合いを楽しめる
希少価値の高いレザーなのですが、
一つだけ、『水(雨)に弱い』という弱点あります。
これは、外を歩くための靴の弱点となると、
結構なデメリットと感じる方も少なくないかと思います。
しかし、いくら水に弱いというコードバンレザーといえども、
毎日のお手入れ&メンテナンスをきちんと施せば、あまり気にしなくても大丈夫です。
それでは、さっそく『コードバン・レザー』を濡らして
レザー表面がボソボソにさせてしまった場合や、
コードバンレザーを強く汚してしまった場合の
お手入れ&メンテナンス方法を紹介していきたいと思います。
まず最初に、モウヴレイなどの『汚れ落とし用ステインリムーバー』で
コードバンレザーのボソボソになった部分、
強く汚した部分に塗り込んでいって、汚れをキレイに落としていきます。
その後、チャッカブーツに合った色の『乳化性保革クリーム』を使用して、
しっかりとコードバンレザーの保湿と補色のケアをします。
そして、コードバンレザーの表面がボソボソ毛羽立っている部分を
保革クリームを染み込ませた布で、
コードバン・レザーの表面の毛羽立ちを抑えるように【押しながら擦っていき】、
コードバン独自の鈍いツヤを出していきます。
最後に、馬毛ブラシで優しくブラッシングをしながら、レザー表面を整えて、
コードバンレザー専用の防水スプレーを吹いたら、コードバンのお手入れは完成です。
ちなみに、コードバンレザーの風合いを永く楽しみたいのであれば、
くれぐれも【油性クリーム】は使用されない事をお勧めします。
もし、油性クリームで磨いてハイシャインしたとしても、レザー自体が硬くなり、
コードバン・レザーの風合いも消えて、エイジングにも影響が出てきてしまいますので、
あくまで、コードバンのナチュラルさ楽しみたい場合は、乳化性保革クリームで磨いて
コードバンのレザーの風合いを活かしていく事をお勧めします。
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